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令和3年6月2日更新

地理院地図の3D機能説明

 「地理院地図」の「3D」機能は、好きな場所、範囲の地理院地図を、標高モデルを使ってWebブラウザ上で3次元表示するための機能です。
 3Dプリンタ用データのダウンロードもできます。

  1. 地理院地図で見たい場所を選定
  2. 表示したい場所を、地図をスクロール・拡大・縮小して決めます。

    地理院地図画面

    左上の「地図」アイコンをクリックし、「地図の種類」の中から表示する情報を選択します。
    (下図は「簡易空中写真」を選択した例)

    地理院地図簡易空中写真
  3. 3D表示範囲を選択
  4. 右上の「ツール」アイコンをクリックし、「3D」をクリックします。

    3D表示する範囲を以下の3つから選び、クリックします。

    地理院地図3D
    ※「カスタム機能」について

    「カスタム」では、「3D範囲を選択」ウィンドウに経緯度又は大きさを数値で入力するか、画面上の範囲枠を動かすことで範囲の指定ができます。

    画面上の範囲枠は、四隅か中心をドラッグすることで拡大・縮小、移動することができます。

    指定した範囲の左下及び右上の緯度経度、画面上の大きさが「3D範囲を選択」ウィンドウに表示されます。

    「OK」ボタンをクリックすると、3D表示を開始します。

    地理院地図3D
  5. 3Dで表示
  6. 「大」又は「小」の場合、立体地図を正方形で作成するため、画面上に表示されていない領域を含みます。

    「カスタム」の場合、選択した範囲の長辺が15cmになるよう立体地図を作成します。

    PCやネットワークの環境にもよりますが数秒~十数秒後に3Dモデルが表示されます。

    新しいウィンドウで立体地図が表示されます。

    地理院地図3D

    「方位・大きさの表示」にチェックを入れると東・北・高さの軸及び南北・東西の長さを表示できます。

    地理院地図3D
  7. 3Dモデルの操作
  8. 1) マウスで見る視点を操作することができます。

    2) 下のスライドバーまたはテキストボックスで、高さ方向の強調度を調整することができます。

    地理院地図3D高さ強調の設定

    下図は、高さ方向の倍率を「2」倍にしたものです。

    高さ方向の倍率を2倍にした3D地図

    3) アドレスバーに表示されるURLで、立体地図が再現できます。(メール、ツイッター、ブログなどにお使いいただけます。)

    地理院地図3DのURL
  9. 3Dデータをダウンロードする
  10. 下方に「ダウンロード」ボタンが並んでいます。それぞれボタンを押すとダウンロードのための別画面が開きます。

    ダウンロード可能なファイルは「STLファイル、VRMLファイル、WebGL用ファイル」です。

    地理院地図3Dダウンロード
  11. 地下や空中の情報を3Dで表示
  12. 地理院地図に地下や空中の高さ情報を持ったKML、GeoJSONを読み込む(ドラッグ&ドロップも可能)と3D表示することができます。

    「作図・ファイル」から地理院地図にKML、GeoJSONを読み込む
    地理院地図にKML、GeoJSONをドラッグ&ドロップで読み込む

    画面左上に「表面を透過」チェックが表示されます。チェックを入れると表面が透過します。

    ※ただし、ダウンロードできる3Dプリンタ用データ(STL、VRML)には高さを持ったデータの情報は反映されません。

    地理院地図3D
  13. おまけ
  14. 「VRML」や「WebGL」を選択してダウンロードできるファイルのうち「texture.png」は通常の画像ファイルです。

    ペイントなどの描画ソフトで開き、線や文字を書き込んでオリジナル立体図を作ることもできます。

    サンプル

    また、「地理院地図」の「作図」機能を利用すると、登山ルートなどを入れた立体地図や立体模型を作ることができます。

    地理院地図作図機能

    下は「線を追加」で、手で描画した例。(「ファイルから読み込み」で、KML、GeoJSONまたはTopoJSONを読み込む(ドラッグ&ドロップも可能)こともできます。)

    地理院地図作図線の描画

    「作図」パネルを閉じ、右上の「ツール」アイコンをクリックし、「3D」を選択します。

    地理院地図3D
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